【レポート】Amazing Friday:アイ・シー・ネット株式会社

最初のスピーカーは多くの新興国におけるビジネス経験をお持ちのアイ・シー・ネット株式会社代表の多田盛弘様。アフリカの電子マネーM-PESAやUberを事例に「レガシーがないからこそ、一足飛びのイノベーションが起こせる」とご自身の体験に基づいた事例を紹介していただきました。 多田盛弘様 また、海外における日本人に対する信頼の高さを誇りに感じながらも、日本企業が調査ばかりをしている間にライバル国に先を越されているビジネス実情を語り「夢のあるプロジェクトを実現してほしい」とエールを送りました。 次はプレイステーションの中国進出を担った経歴を持つ、バザールエンタテインメントCEOの大和田健人様。独立し、アジア諸国でのゲームビジネスを立ち上げようとした際に直面した失敗の連続をエピソードと、そこから得た気づきを披露してくださいました。 大和田健人様 「本当に現地の人が求めるビジネスとは何か」をとことん考えて、ユーザー同士がP2Pでゲームを広め、利益配分できるビジネスモデルにたどり着くまでのストーリーは圧巻でした。 3番目には「40億人のためのビジネスアイデアコンテスト」高校生部門の優勝チームである郁文館グローバル高校 B´(ビーダッシュ)からのおふたり。宗教上の理由でファッションを楽しめないバングラディッシュ在住イスラム教徒の女性を対象に、日本の古着をカスタマイズし、女性限定のパーティ開催という形式で課題解決を行う画期的なアイデアには驚かされました。 郁文館グローバル高校 B´(ビーダッシュ) 最も長い時間が割かれたのはアイ・シー・ネット株式会社のファシリテーターおふたりによる全員参加のワークショップ。「叶えたい夢」から逆算してプロセスを考えるバックキャストの手法を使いますが、「言われて嬉しい言葉」を書き出して、参加者同士で言い合うところから始まり、一気に会場が盛り上がります。 自分の夢を選び、「誰に」「どんな価値を届ける」といったフォーマットに落とし込むことでビジネスモデルとしての形がつくられていく手法を全員で体験しました。 一連のプログラムを通して、最後に多田様が語った「自分の夢が世界の夢につながる」「個人の思いが社会課題を解決する」というメッセージの意味を参加者が心から理解できるようになった一日となりました。

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