株式会社JALカード 大貫 浩司さん

DBICを通じて活躍する方々のストーリーをお届けするケーススタディ。今回は2023年下期のUNLOCK QUESTに参加し、リーガルリスクマネジメントを起点にイノベーションを生み出すことに挑戦している、株式会社JALカード 大貫 浩司さんをご紹介します。

プログラムを通じて大貫さんは、自分の軸であるリーガルリスクマネジメントの価値を改めて捉え直しました。この分野からイノベーションを生み出すべく、自身の法律の専門知識を仕組みへと還元することに取り組んでいます。
大貫さんはずっと法律分野一筋で携わっているものの、ここ数年は自分が誇りに思っているこの法律分野で本当に貢献できているのか、リーガルリスクの価値とはなんなのか、思い悩んでいたそうです。

その悩みを打破するきっかけとなったのが、UNLOCK QUESTの参加でした。

元々大貫さんは自己研鑽に積極的なタイプで、自ら課題設定していきながら学び、習得していくことを常に心がけていたといいます。
ただ、今回のQUEST参加はこれまでとは違い、会社から「受けてみないか」と言われて参加したそうです。今までなら、自身で探してきたものではなく誰かにおすすめされて受講するというのはあり得ない選択だったそうです。
ちょうどその時、自分の軸を見失い思い悩んでいた時期とも重なり、自分の選択を変えることで何か突破口が見つかるのではないかと思い、参加を決意しました。

対話をして想いを表現するという、アウトプット型の学びが中心のUNLOCK QUESTを受講するにあたって、最初は苦手意識もあり抵抗も感じたといいます。ただ、思い切ってこれまでのコンフォートゾーンから抜けてみることで、見えてくる世界も広がり、自身の価値の再発見にもつながったそうです。

とくに、「プログラムやQUESTの仲間を通じて、自分の軸であるリーガルリスクマネジメントの価値を認めてもらえた」という言葉は印象的です。
セッション中に自分の思いを言葉にして紡いでいくことで、それを認められ受け入れられた体験はかけがえのないものだったといいます。大貫さんはこれらの体験から、「自分もイノベーターになれる、リーガルリスクマネジメントからもイノベーションは生まれる」ことを確信しました。

そこに至るまで、どんな想いがあり、困難な課題があり、それを乗り越えるための実践のアクションがあったのか、ぜひ動画をご覧ください。

大貫さんのストーリーはDXのためにはマインドセットが重要であり、自分自身の価値や軸を再認識するために、対話や言語化などのアウトプットによる新しい"学び"が現状を突破するきっかけとなっていくことを物語っています。
大貫さんは今後、リーガルリスクマネジメントの知識を知恵・仕組みへと還元していくことを通して、「成長をかなえるリスクテイクによって日本の国際競争力を創発させる社会」を作っていきたいということです。
自分の原点に戻るための対話や言語化は、苦手意識のある方も多くいらっしゃるかもしれませんが、それも向き合い方次第で、楽しみ尽くすことが重要というのも最後に語ってくれました。大貫さん自身も体感いただいた、"対話"がスタートとなるLX(Learning Transformation)を今後も皆様と共有できましたら幸いです。

(文責:DBICスタッフ 木村有沙)

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