DBICを通じて活躍する方々のストーリーをお届けするケーススタディ。今回は2023年度UNLOCK QUEST上期に参加した、コニカミノルタ株式会社 下村翠さんをご紹介します。
プログラムを通じて下村さんは、物事を前向きに捉えられるようになったそうです。 理想と現実を天秤にかけたギャップに直目してしまい、そこに囚われ動けなくなることから、じゃあ明日どんな一歩を踏み出していくのか。そんな、スモールステップを見つけられるように変化していきました。
下村さんがプログラムを受けたきっかけは、会社の外の世界を知って刺激になればいいなという想いから。会社の中でも経験を積み、業務や立ち位置は少しずつ変わり成長してはいるけれど、会社の中の世界しか知らない自分だということを自覚していました。そんな自分の殻を破って更に成長してみたかったそうです。
プログラムで印象深いエピソードを2つご紹介します。 1つ目は、小淵沢のキャンプサイトで「私は何者か、どんな風に生きたいか」。と、問われた時。下村さんは、「焚き火のような人になりたい」と宣言。それまでは、「みんなの役に立ちたい」とか、「とにかく困っている人がいたら全部助けたいし、私のことを好きになって欲しい」という気持ちが強かったそうです。 日常の囚われから離れ、五感を解放した時に「誰にでも好かれるとか何でもできる人間はありえない」とハッと気づき、「本当に私を必要としてくれている人、私が貢献したい人に向いて、全力で取り組もう」と思えるようになったそうです。
2つ目は、軽井沢のオフサイトで取り組んだ、最終セッションの時です。 日々、自分のモヤモヤするポイントって一体何だろうと深掘りした際に、「理想ばかり追いかけて、現実の私ができることじゃなくて、やるべきことばかり見ているから、しんどい」と気づけたそうです。 今でもやりたいことは掲げるそうですが、それに向かって全力を出すのではなくて、「そのために私は何をやるべきなんだろう、何ができるんだろう」と立ち止まって冷静に考えるようになり、「できないところは誰に助けてもらおうというのを考えて、自分がやるべきところができればまず褒める」という形に意識が変わったそうです。
そんな下村さんにとって、プログラムを是非受けて欲しい方とは、過去の自分のような人。 「何かやらないと」とか「何かやりたいな」という使命感はあるけど、何をしたらいいかわからない人。逆にやりたいことがはっきりしているが、その一歩を踏み出せなくて自分にすごく傷ついていたり、失望していたりする人。 そんな方はUNLOCK QUESTを受けることで、自分を前向きに捉えられるようになると思うのでぜひ受けてもらいたいということでした。
そこに至るまで、どんな想いがあり、困難な課題があり、それを乗り越えるための実践のアクションがあったのか、ぜひ動画をご覧ください。
下村さんのストーリーは、DXは"気づく力"であるLX(Learning Transformation)が重要であることを物語っています。
下村さんは今後、「みんなが当たり前に、少しずつステップアップしていく空気を自分で作り出せるような中心的存在になりたい」といいます。
UNLOCK QUESTの学びを生かして、同僚や部下と対話をするときに問いかけをして本質的な話ができるように促すような役割をするようになったそうですが、それが周りにも広がって、そうして「周りの人に私の姿を見てもらい、私も変わろうって思ってもらうような存在になりたい」と語っていたのが印象的です。
対話を通して気づきを得ていくことで、今日の一歩を確実に踏み出せる体験を今後とも皆様と共有できましたら幸いです。
(文責:DBICスタッフ 木村有沙)
【レポート】「UNLOCK QUEST」2023年上期
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