【レポート】DBIC人口問題研究会(2017年10月期)第9回

Aチームは、旬のブロックチェーンを活用して人口問題を解決する4つのアイデアです。ケアマネージャーを中心にした介護サービスのブロックチェーン化、子育てにまつわる経済支援マッチング、婚活の市場取引化、そして相互補助システムの最適化。婚活の話題の際の「『35億』は盛りすぎだけれど、結婚適齢期の男女は世界で見ればそれぞれ11億人ずついる」という示唆には、はっとされられました。 一方のBチームはカードゲーム「2030 SDGs」をモチーフにした人口問題学習のためのクラウド型ゲームの提案です。人口問題解決にはどのソリューションにも痛みが伴いますが、クラウド化することで「多くのユーザーが好む選択肢」を抽出し、ゲームに反映していくことができます。人口問題や地域課題を「自分の問題」として捉え、取り組むことのきっかけになることが期待できます。 国立社会保障・人口問題研究所の元所長、津田塾大学の森田朗教授からは改めて「エビデンスベースド」な思考の重要性が共有されました。これまでのセッションを通して先生が共有された「データ」こそが、人口問題を本当に理解し、効果的な対策を講じるための最大の武器になります。 これまでの議論を参加者各位が自身の職場に持ち帰り、どのようなビジネス、イノベーションにつなげていくか楽しみです。森田先生、参加者の皆様、おつかれさまでした!

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