5月12日、恵比寿にて2023年度上期のUNCHAIN QUESTブートキャンプが開催されました。今回でUNCHAIN QUESTも2回目。実践型のコーチングプログラムとして、それぞれのリアルな事業課題を解決し成果を創出するために、戦略フレームワークをもとに参加者同士の対話とAIツールのChatGPTなどのフル活用によって、LX(ラーニング・トランスフォーメーション、学びによる変容)のためのアクションプランを描いています。
今回ブートキャンプの前に参加者それぞれにLXを通じて実現するゴールについて、組織内外の関係者と対話して精査。前回のオリエンテーションで整理した内容を具体化してきています。なお、そのアウトプットは資料と動画で提出し、コーチからの個別のフィードバックも受けたうえでのブートキャンプへの参加となっています。
セッションの前半では、トランスパーソナルのブートアップの終盤で出てくる戦略フレームワークモデルを用いて、それぞれが事業として、組織として抱える課題を棚卸。この作業には音声認識ツールやAIツールChatGPTを活用し、精度を上げつつ効率化を図りました。こうしたデジタルツールの力を借りることで、参加者は内容を深く掘り下げ、本質的な課題とその解決のアプローチを素早く質も高く整理することが可能になります。
後半部分では、具体的にどのようなアクションが必要になるのかを更に対話とAIツールを使って掘り下げていきました。最終的には今回のUNCHAIN QUESTの先で、どのように組織を変革し、事業によるインパクトを創出するか、そのシナリオのアウトラインが仕上がっています。
今後は、データ分析やアジャイルリーダーシップ、デザインシンキングなどの要素を取り込みつつ、シナリオの具体化を進めます。また個別にコーチ(DBICディレクター)との1on1や、DBICの他の会員の協力によるメンタリングなども行いつつ、実際に組織を巻き込んでアクションを展開していきます。
今回のブートキャンプを改めて振り返ると、デジタルと人の融合は創造性を掻き立てるものであることが明確になり、参加者とその有効性を共有する時間ともなっていました。これはマネジメントの在り方を大きく変えるものでもあります。こうした体験と実務を紐づけられることは、UNCHAIN QUESTのコーチングの大きな価値と言えるでしょう。
それぞれが創り出す変革のシナリオと、組織を巻き込んだアクション、そしてテクノロジーを融合した新しい体験のコーチングからどのような成果が生まれてくるか。直近スタートするデータ・ビジネスラボでは、ここの"データの意義"の要素が大きく加わってきます。参加者それぞれの進化にぜひご期待ください。
(文責:DBICディレクター 渋谷 健)
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