【レポート】「UNCHAIN QUEST」2023年上期 ① スタート!

組織変革リーダーのためのコーチング・プログラム
「UNCHAIN QUEST」 スタート!

2023年5月8日、DBICの中核を担うプログラムの一つである「UNCHAIN QUEST」が2023年度もスタートしました。毎度のことではありますが、UNCHAIN QUEST自体も回を重ねるごとに進化し、今回は明確に組織変革を担っていくリーダーを育成していくためのコーチング・プログラムとしてデザインし、8月まで駆け抜けていきます。

 UNCHAIN QUESTの大前提は「日本社会が学び考える力を失った」という問題意識。そしてDXをはじめとするX=変革には学びが必然であるということ、つまり学びを武器として変革を実現するLX(ラーニング・トランスフォーメーション Learning Transformation)が必然であるという、DBICの探求の末に行きついた結論があります。

だからこそUNCHAIN QUESTは学びを組織の武器にするために、その実現を担う変革リーダーのためのコーチング・プログラムとして提供されています。オリエンテーションではまずこの意図を明確に共有しました。さすがにこのあたりは"おさらい"するだけで共有できてしまうあたりに参加者の質の高さを感じます。ちなみに前段となるUNLOCK QUESTやトランス・パーソナルは個々人が学びを自分自身の武器とするためのマインドセットに焦点を当てています。自分自身で武器にできていないものは組織の武器にしようがないので、UNCHAIN QUESTはUNCHAIN QUESTやトランス・パーソナルの修了を前提に構成しています(参加者には事前受講を強く推奨していますが、同等の経験値がある場合はこれに限定していません)。

オリエンテーションの後半は自分自身が組織で担っているミッションに基づいて、LXによって何を実現するかを明確に。会社が違い、分野が違い、立場も違えば、向き合うべき組織の問題も多種多様となります。画一的に知識をインプットしたところで解決には至りません。だからこそこのゴール・デザインの時間は一人一人の"リアル"に向き合い、自分なりの答えを創り出すコーチングの時間ともなっていました。

なお、UNCHAIN QUEST全体が実はこうしたコーチングで構成されます。データ・ビジネスラボややビジネス・アジャイル、デザイン・シンキング、EGB基礎など重要なノウハウのインプットも当然あります。しかし大事なのは、それをどのようにして組織に活かすかということ。そのために考え、実践し、磨き上げていくための個々の事情に合ったコーチングに非常に重きが置かれているわけです。ちなみに同時に異なる会社同士で行うことは、多様な生の"ケース"に触れることで気づきが生まれやすくなるだけでなく、多様な知見を得やすくなるため具体的な課題解決のアクションが生まれやすくなるためです。

今後参加者はブートキャンプでLXのシナリオ仮説を立て、各セッションでのインプットを基に実践につないでいくアクションが継続されていきます。それぞれどんなシナリオが生まれ、インパクトが起きてくるのか。8月の成果発表を楽しみにしていてください。

(文責:DBICディレクター 渋谷 健)

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