今回は当プログラムのパートナーであるAIRmakerにご協力いただき、NYPのSchool of Engineeringの教授陣に対し、我々のプロブレムステートメントをプレゼンテーションし、アドバイスをいただくイベントとなりました。 会場はシンガポールの中央に位置するNYPのブロックS-477教室。15名の教授陣にお集まりいただきました。ご用意いただいたコーヒーとお菓子を片手に、なごやかな雰囲気でピッチングが始まりました。 「プラットフォームのプレイヤーはどのように集めるのか?」 「なぜ日本ではシンガポールで利用されているサービスが普及しないのか?」 なごやかな雰囲気ながらも鋭い指摘が飛び交います。 やはり日本ならではの交通事情や職場環境など、シンガポールとは異なる文化に興味が集中します。両方の国の文化を理解した上で、どちらでも通用するビジネスモデルを探すことが、課題解決の近道になりそうです。 ピッチイベント終了後は、NYPの校舎内を案内していただき、Digital Engineering Innovation Centre (DEIC)の取り組みをご紹介いただきました。 このDEICはCiscoやSasとNYPが共同で設立したセンターで、工場に設置されている切削機器などの工業機械に組み込まれたセンサーや、機械を操作する人間の脳波センサーなどのデータを分析し、より高度な工業を実現するスマートマシンの研究がおこなわれています。特にメンバーのテーマと関連する感情分析についてのディスカッションをおこない、この日のイベントは終了となりました。
2ヵ月前にシンガポールに来たばかりの時、自分たちのテーマを人に伝えることにも苦労していたメンバーが、NYPの教授陣を前にピッチをし、ビジネスモデル案についてディスカッションしている姿は衝撃です。メンバーそれぞれが、単なるトレーニングでは得られない大きな成長を感じています。 いくつかのチームはすでにパートナー候補となるスタートアップ企業を見つけ、具体的なプロジェクトの立ち上げに着手しています。 当プログラムも間もなく折り返し地点を迎えます。残り2ヵ月半でどのようなアウトプットが出せるのか。我々のチャレンジは続きます。
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