2023年7月10日(月)、企業変革実践シリーズ第29回「会社は僕たちの手で変えられる! ~富士通 桑岡さんのUNLOCKと東京電力 鷹觜さんのUNCHAIN~」を開催しました。今までの企業変革実践シリーズと打って変わって、企画、運営、登壇者、司会までをDBIC事務局主体ではなく、DBICが提供している変革リーダー育成プログラムの修了者で開催しました。 登壇者は2022年度UNLOCK QUEST(上期)修了者の富士通 桑岡さんと2022年度UNCHAIN QUEST(下期)修了者の東京電力パワーグリッド 鷹觜さんの30代リーダーお二人にご登壇いただき、変革リーダー育成プログラムでどのような気付きを得たか、その気づきをきっかけにどのような取り組みを実践したかについて紹介してもらいました。
UNLOCK QUESTを通じて作成したVMVのもと、社内でやりたいことがやれるチームを立ち上げる!
そう語る桑岡さんは、いろいろな失敗を重ねるも試行錯誤して取り組みを続け、全社を巻き込んで30名を超える有志のメンバーを集めました。こだわったことはやりたいことをやることとアウトプットを出すこと。 結果、1年間で9つのプロジェクトが生まれ、エンゲージ活動として始めたプロジェクトの中には事業貢献につながるものも出てきているそうです。 また、参加メンバーや活動が評価されるために、社内外のさまざまなイベントに桑岡さん自らが参加し、啓もう活動を行うことで、メンバーで共有するムーブメントを大きくし、自立的に活動していくチームの基盤を築きました。 自らどんどん旗を振っていく、桑岡さんのバイタリティーを私もマネさせてもらいたいと思います。
鷹觜さんはUNCHAIN QUESTに参加して、「自分が前に立ち、会社を変えていくんだ!」とマインドチェンジし、社内で誰も実践していないWeb3.0の世界を達成させたいという気持ちを、「NFT×電力設備」という新しい事業形態で実現しました。さらに鷹觜さんは更なるゴールを掲げ、物売りだけでなく、お客様に楽しんでもらう価値を提供することで事業のスケールアップに乗り出しています。 実際に事業を進めていく上で、「なんで鷹觜がやるの?」といったネガティブな社内の声も多かったそうです。さまざまな根回しを図り、NFT事業は約4カ月という早期立ち上げに成功し、反対の声もあった売上の面でも結果を示しました。ネガティブな声があがりやすい古い体制からの脱却に向け、変化への柔軟性が重要なことを説いていく、結果を出すために試行錯誤を繰り返していることが、「ん!?なんだ?そんなもんか。」と過小評価され、綿密に計画したことがないがしろにされる。それが組織の中で、挑戦の足かせになっているそうです。 変化への柔軟性が重要なことを、鷹觜さんお得意の手品を用いて感覚的にも体験させてもらいました。 挑戦するために手を変え品を変え、一歩一歩ハードルを越えていく鷹觜さんの段取りを私もマネさせてもらいたいと思います。
オンライン参加者の方も変革リーダーが実際にどのような思考で取り組んでいるかのヒントになるものでありました。
それぞれの会社の今後を担う30代の若いリーダーの取り組みやモチベーションに同じ30代として、大きな気づきや刺激を受けました。 真のやりがい、社会貢献を実現させるため、個人でやりたいこと、楽しいことをやる延長線上でイノベーションを実現させる。 より良い社会を形成するために学び続ける、サステナブルの一員として私自身も日々挑戦していきたいと強く思える良い機会を提供いただきました。
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