【レポート】戦略シナリオ・クリニック

LXによる変革を進めて行くため不可欠な"学びを武器にした戦略シナリオの考え方"を共有する「戦略シナリオ・クリニック」を2023年10月18日、25日の二日間にわたって開催しました。参加者自らが直面する事業課題を持ち込み、その戦略をファシリテーションの手法とAIを組み合わせて見直し、実践につなげていくためのプログラム。今回はUNCHAIN QUESTの参加者を中心に、組織が過去の延長から脱却し新たな可能性をつかみ取るには何が必要なのかを深く探求し、言語化する時間となりました。当日の様子は動画をご覧ください。

今回の講師はDBICディレクターの渋谷が担当。実際に経営に携わり、事業や組織の構築・変革に関わってきた視点から、実践的なアプローチを共有していきます。しかしながらプログラム中のレクチャーは要点のみ。実践につなげていくためには、参加者それぞれが取り扱うリアルな事業課題に向き合い、考えていくことが重要になります。そこでこの戦略シナリオ・クリニックはトピックごとに概要を説明したら、実際に自分で事業戦略を書きながらコーチングを受けて、磨き上げていくスタイルをとっています。

プログラム中、参加者は戦略を考えるうえでの問いに向き合い、とにかくまずはアウトプット。自分自身が見えていること、知っていること、分からないことを徹底的に書き出していきます。そしてそれをAIで分析・整理するためのプロンプトと組み合わせて、実際にAIで処理。そこから見えてきた整理結果をもとにフレームワークをつかって整合性を整え、自分事で取り組むための自分の言葉に昇華していきます

2日間でコンセプト、ターゲット、ビジネスモデル、UX、ロードマップ、目標設定、アクションプランを一気に整理するこのプログラムは、参加者の視野を大きく広げ、視座を高める時間となりました。実際、参加者自身からは当初は想定しなかったアウトプットを自分で創れた事実に参加者それぞれに驚きの声が多数。しかしながら、これだけの短時間で整理しているのでまだまだ荒いことも事実。それぞれの実践を通じてさらに精査し、実践に、そしてインパクトにつなげて行くことが必要です。DBICとしてはそんな実践のアクションを、今後も継続してサポートして参ります。

(文責:DBICディレクター 渋谷 健)

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