個々人の既成概念への囚われを解放し、変革へのマインドセットを形成するUNLOCK QUEST。2023年下期のプログラムは定員いっぱい・満員御礼でスタートしました。今期はDBIC会員の12社から、エグゼクティブを含めた幅広い年代・異なる職種・多様な経験を持った方々が参加。約３か月にわたる"個の変革"の旅が始まっています。プログラムの様子は動画をご覧ください。
初回は10月30日にDBICの拠点である恵比寿のセミナールームにてキックオフ。参加者同士が初めての顔合わせとなる中で、今がどんな時代なのか、これまで何があったのか、そしてこれからどんな未来が"すでに起きているのか"を探究していきます。そして"新しい未来"をいかに創るのかを対話を通じて探究していきました。
間をあけず11月２日に同じく恵比寿で開催した2回目ではアートシンキングの手法を用いて、直感的に自らが向き合うべきシビアな現実は何かを掘り下げるセッション。VUCAといわれる混とんとした先行き不透明な社会で、自分自身はどのような存在なのか、どんな問題を抱えているのか、それはなぜなのかを深く深く掘り下げていきます。これは"ダーク・プロセス"と呼んでおり、見たくなかった・蓋をしていた問題を直視して、真の課題を見つける重要なプロセスとなっています。
そしていよいよUNLOCK QUESTの象徴ともいえるキャンプ・セッション。今回も小淵沢のFOLKWOOD VILLAGE八ヶ岳に場所を移して11月10-11日の２日間にわたって開催。霧雨の有限な森の中で、世界から見た自分自身はどんな存在なのか、離れて改めて眺めてみる日常の自分は何をやっているのか、そして真に自分自身は何を為すために存在するのかを探究していきます。焚火を囲んだ対話は深夜まで続きました。そして翌朝、一転して晴れ渡る空の下で朝日を浴びながら、それぞれに自分自身の本来の在り方を再発見していくことができました。
先日のIMDマンゾーニ学長によるトップセミナーでも触れられていた、リーダーに不可欠なマインドフルな時間がまさにここにありました。これは恵比寿での２日間があり、"ダーク"に深く潜りシビアに現実を見たからこそ、見出せる本来持っていた可能性の"かけら"です。一方でこれはまだ"かけら"にすぎません。これがどんなインパクトにつながっていくのか、2024年１月までの旅で参加者の皆さんと共に形作っていきます。
(文責：DBICディレクター 渋谷 健)
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