DBICが会員企業の経営トップの方を対象に、特別なゲストを迎えてお届けするトップ・セミナー。2023年11月6日にIMD学長のジャン-フランソワ・マンゾーニ教授をお迎えし、帝国ホテルにて開催しました。テーマは「2023年におけるリーダーシップの課題」。 早朝8:00からの開催にも関わらず、多くの経営トップの方にご参加いただきました。IMDの一條 和夫教授のファシリテーションと北東アジア代表の高津 尚志氏のコーディネートが参加者の理解をさらに深めていきました。激しく変化する現代ではリーダーの"マインドフル"が非常に重要になることを改めて強く認識し直す時間となっています。当日の様子は動画にてご覧ください。
IMDはDBIC設立当初からのパートナーであり、これまでも数多くのプログラムを協働で開催しています。今回はマンゾーニ学長の来日に合わせ、DBIC会員企業の皆様のために早朝の時間を確保いただき、トップ・セミナーの開催に至りました。2022年度に続いて2年連続での開催です。
とくに今回、印象的だったことは、VUCAはBANI(Brittle:もろく、Anxious:不安で、Non-linear:非線形で、Incomprehensible:理解しがたい)へと環境は進化し、4D World(Digital:デジタル、Decentralised:分散化、Decarbonised:脱炭素化、Diverse:多様化)を意識することが必要になっていること。その中でいかに組織をIADA(Innovative:革新的で、Agile:俊敏で、Diverse:多様で、Inclusive:包摂的な)な状態にするかが課題であること。そしてそのリーダーは肉体的、精神的、感情的、霊的(自然的)にエネルギーにあふれることが必要であり、そのためのレジリエンス(回復力)が求められること。そこではメンタルから自分自身を整えるマインドフルが非常に有効であることが強調されていました。
くしくもマンゾーニ学長が触れた内容は、DBICがこれまでUNLOCK QUEST、UNCHAIN QUEST、そしてEXECUTIVE QUESTなどの場を通じて届けてきたものであり、Vision PaperやEGB(DX Escalation Guidebook)などでまとめてきた内容そのものでした。そしてトップ・セミナーの場だからこそ聞こえる、各社の抱える本音の悩みも共有され、次なるアクションにつながっていっています。今後、IMDとは2023年末のEXECUTIVE QUESTで連携するほか、2024年年明けにもプログラムを開催予定です。また今回の学びなども踏まえて2024年はDBICのプログラムもさらに強化していきます。次の展開にもぜひご期待ください。
(文責:DBICディレクター 渋谷 健)
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