【レポート】データビジネス・ラボ

LXによる変革で不可欠な、客観的事実=データに基づいたWHYの探求を進めるためのプログラム「データビジネス・ラボ」を、2023年9月から10月にかけて全5日間(+ワーキングDay2日間)開催いたしました。今回はUNCHAIN QUESTの参加者を中心に、ケーススタディを基にデータから仮説を立て分析を深めていきました。そしてこのプロセスを通じて、自らの実践に必要な"データに対する考え方"を身に着けていっています。プログラムの様子は動画をご覧ください。

今回も長年DBICのパートナーとして本プログラムを提供いただいている株式会社データミックスの堅田 洋資 氏と福澤 彰吾 氏のお二人が講師。経験豊富なお二人のコーディネーションのもとに、単にデータをあつかうためのノウハウを学ぶのではなく、データをどのように見るか、どう扱うか、いかに実践に活かすのかを探究。そしてケースを基に参加者同士で対話し、手を動かし、自らの実践に活かせる気づきを得ていきました。なお、堅田氏はEXECUTIVE QUESTでも講師をしていただいています。

プログラム中、特に参加者からの気づきで印象深かったのは「同じケースであっても切り口が異なれば、そこから見えてくることが変わる」というもの。そして"どれが正しいか"、ではなく、それぞれが"なぜそう見えたか"を探究していくことにより、データを起点とした気づきが深まり、問題の核心を捉えることが可能になっていくというものでした。 データは事実に過ぎず、データからどのような背景が隠れているか仮説を立てていく力が大切となります。 まさにDBICがデザインシンキングの中で伝えていた、プロブレム・ステートメントの重要性に実践ベースで気づいていただけたのです。

データを扱うことは現代ビジネスにおいては必然です。しかしながらそれはデータ分析ツールが使えればいい、というわけではありません。過去の延長にどこで組織が囚われているのか、客観的な事実をもって向き合うための手立てなのです。そしてそこから生まれた問いを深めていくことで、真に何を為すべきかが見えてきます。UNCHAINを実践するうえで欠かせないアプローチとなります。だからこそ今後もDBICとして、データの本質的な価値を共有し、実践に活かしていくための場をお届けして参ります。

(文責:DBICディレクター 渋谷 健)

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