【レポート】EGB実践研究会 キックオフ開催

2024年2月13日、EGB実践研究会のキックオフを恵比寿にて開催し、過去のUNCHAIN QUEST修了者の4名が参加しました。UNCHAIN QUEST修了後の変革への探究のサポートをしていく場として、本研究会は位置付けられています。

本研究会の成り立ちの経緯としては、2020年に会員企業同士で、DX推進のためのガイドブック『DX Escalation Guidebook』(通称EGB)を執筆、編纂したことから始まります。
2021年度には組織でDXを推進する役割を担う方々がEGBを実践するための研究会、「EGB研究会」が立ち上がり、毎年度実施をしていきました。
また並行して、2021年度から組織変革をけん引するためのリーダーを育成するDX QUESTプログラムを開催。2022年度からはプログラムをブラッシュアップし、UNLOCK QUEST、UNCHAIN QUEST、Executive QUESTと変革ジャーニーを細分化してプログラム展開をしていきました。

DBICがこの数年間にプログラムやメソッドを提供していく中で、会員個社に持ち帰った際に機能しないケースがあることも見えてきました。それらの結果も踏まえて、変革リーダーとして組織変革を実践する際に壁となっているのは何なのか、より実践を踏まえながら探究を深めていきたいというニーズにお応えして、2023年度では「EGB実践研究会」として開催するに至りました。

研究会では最初に、DBICディレクターの方から、日本企業が抱えるマクロな問題意識、日本の競争力低下や組織・人財の問題に関するトピックのシェアがありました。
その後チェックインをし、UNCHAIN QUEST修了から約2ヶ月経ったタイミングでの近況を各自でシェアしました。

課題を深める一つの切り口として、ある参加者の持っている、人財についての課題を取り扱いながら広く、深く、本質をとらえていきました。課題に対して、参加者やディレクター、コーチが質問を投げかけ、出てきたトピックを都度取り上げて対話をしながら、起こっている問題の本質に迫っていきました。
別の参加者が抱える問題意識の共通性とも結びつけていき、抽象度を上げていきつつ、それらが起こるシステムを紐解いていきました。

キックオフでの発見は、これまで変革のステップだと仮説を立てていたシステムとは別の流れの阻害システムが働いていることがわかりました。

参加者4名の他に、渋谷ディレクター、島崎ディレクターのディレクター2名と石橋コーチ1名が加わり、ファシリテートやフィードバックを交えながら、変革のシステムを阻む壁の探究をする時間となりました。

今後は、見えてきた阻害メカニズムをより紐解いていきながら、変革をスムーズに進めていくためのより具体的な方法を探っていくことになります。
DBICでは、組織変革の実践に向けて奮闘する彼らを引き続きサポートしていきます。

(文責:DBICスタッフ 木村有沙)

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