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1. 現状の業務プロセスを理解する 2. 課題を抽象化する 3. 目標設定と効率化の方向性を決める 4. デジタルツールやシステムを選定する 5. 新しい業務フローを設計する 6. デジタル化の実行・導入 7. 業務運用後のモニタリングと改善
これが実行できる人材は誰だろうか。問題を抽象化することで本質的な課題を分析することは、たぶん通常の企業人ではかなり難しい業務だ。
欧米では、この業務を「ビジネスアナリスト(BA)」というプロ人材が担当している。「デジタル改革」という業務は、現場の観察・課題の抽象化・改革案の策定・デジタル化の方針作成・デジタル化の実行と幅広い業務であり、ビジネスからデジタルまでの多くのスキルと本質を掘り下げる思考力、そして多くの関係者とのコミュニケーション力など、高度な専門能力が求められる。誰でもできる仕事ではない。 「ビジネスアナリスト(BA)」は、大きく3つの役割を持つが、その一つである「問題解決中心タイプ」の役割を以下に示す。
「ビジネスアナリスト(BA)」は、大きく3つの役割を持つが、その二つ目の役割「システム要件タイプ」を説明する。ビジネスからの要請とシステム開発との間には深い溝があり、両者の考えを理解し両者が満足する策を企画する役割が必要だ。これも、重要なBAの役割だ。
もう一つ、ビジネスアナリストの役割「顧客価値タイプ」があるので、それを次回に考えてみる。
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