【レポート】グローバルなイノベーション競争の時代に生き残るために:『ビジョナリー・マネジャー』経営のすすめ 第4回

今回のテーマは「マネジメントとリーダーシップの変わらぬ原理/原則」。講師を務めるジャイロ経営塾代表の秋元征紘様による参加者へのディスカッションの呼びかけにより、これまでにないインタラクティブなセッションになりました。 例えば「ビジョンが大切なのは理解しているが、実際にはイノベーション事業もすぐに収益性を問われてしまう」という参加者の声にはベンチャー育成に携わる秋元様ならではの「日本のベンチャー投資の現場も長らくそうだったが、ここ数年になって収益性よりも事業方向が理念に合っているかが最重視されるようになった」というフィードバックが入ります。 会場が最もヒートアップしたのは「経営層が新規事業をどう評価し、継続の是非を判断するか?」というテーマ。 スタートアップの企業文化を引き合いに「経営層による主観的な判断を入れず、数値的な基準をつくり、ファクトだけで判断するのがよいのでは」「その方向性でのトライアルをしたが成功に結びつかず、理由が見えない」「経営層もイノベーションの経験がないのだが、サラリーマンである以上、基準やプロセスをつくる必要がある」と、参加者同士で掛け合いのように議論が深まる様子は圧巻でした。 次回は「企業家ビジョンと戦略的経営計画の策定」をテーマに12月6日開催予定です。ご期待ください。

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