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【横塚裕志コラム】オフィスのデザイン

DBIC代表 横塚裕志です。大企業では、自分のオフィスや会議室は総務部とか専門の部署が担当しているので自由がきかないことが多い。私は現役時代、オフィスつきのコンピュータセンター設立タスクを担当したことがあり、とても楽しかった記憶が残っています。

特にオフィスエリアは床のデザインから始まり、食堂のデザイン、前庭、植栽、などなど、開放されて自由な発想が湧くような感じを追求することに熱中しました。 特に食堂は3階吹き抜けで木調のカフェテリアにした。竣工パーティの際に、時のCFOに「暖房や冷房の効率が悪い設計ではないか」と言われたがもう完成していた。面と向かって言えないが「そんなことより社員のモチベーションでしょ」と心の中でつぶやいていた。チームの中に私よりこだわる人がいて、旧センターの名物だった「けやき」を移植したが、確か根回しと輸送で5百万くらいかかりました。 IT関係会社の社長になったとき、広くはないがすでに社長室があったので、冷蔵庫、ワインセラーを設置して、社員と10人位で夕方からパーティをよくやっていました。プロジェクトの打ち上げ、ヤギのチーズを食べる会、日本酒の会、などテーマは多岐にわたりました。私がこれらを催した趣旨は、日頃の社員の姿を見ていると親会社の方を上に見て言いたいことも言えないとか、部長・社長の縦ラインの意識が強すぎてか溜まっている事もあるようで、もっと自由な雰囲気を作りたいと考えたからでした。「いつでも社長室に遊びに来てください」とメッセージするだけで実際に来る社員はいないと思ったからです。 しかし、私の次の社長はすぐさま冷蔵庫とワインセラーを撤去したらしい。人によって考え方がこうも違うのかと。 2016年、DBICの虎ノ門オフィスを立ち上げました。職員が少なかったので、オフィスのデザインを担当する幸運をいただきました。大家さんである森ビルのデザイナーの方に注文を出すとデザインしてくれました。単なる内装だから新人デザイナーがアサインされ、逆に自由に設計できる状況になった。それまでに行って見た中で真似したいオフィスの写真を見せて目指すところを伝えた。スタンフォード大学やポツダム大学のD.Schoolのオフィス、欧米のスタートアップのシェアオフィス、グーグル本社、などなど。机やイスは共同創設者の西野・事務局長の島谷と3人でイケアに買い出しに行った。D.Schoolの専用机・イスは輸入家具の会社から手配した。冷蔵庫、ワインセラーは自分で買いに行った。サッカーゲームはやっとの思いで西野がWEBで見つけてくれた。目くるめく経験だった。 さて、この度DBIC日本橋オフィスの移転を行うことにしました。理由はいくつかあります。 ・今は申し分がない広さ、立地なのだが、110坪のコストは年間4,000万の固定費になっているので、もう少し負担を少なくしたい。 ・今回のコロナのことで、リモートによるセミナーや研修が技術的にも、社会的にも可能となる時代が一挙に来たので、リアルの場所は見直すことができる。 せっかくの移転なので、DBICが存在する意味に立ち返ってオフィスを考えてみたいと思います。私の夢は以下の通り。

  • DBICは思うところがある方々が集うところ、コミュニティの場でありたい。だから、基本、セルフサービス。
  • DBICは価値を創造するためのスペースなので、ビジネスエリアとは異なるオープンな非日常スペース。木々の緑や開放的な窓が必須条件。絵や音楽も。
  • 「サステナブル」をキーとした考え方で一貫している。
  • オンライン研修が中心となるため、スタジオ機能がある。
  • プロジェクトチームがいくつか並走するのでそのチームの巣が欲しい。
  • コロナが落ち着き次第、2~30人での熱い対話もしたい。
  • 腰が悪いので、立っても仕事ができる机が欲しい。
  • 海外からの来客も多いので、清楚、質素、清潔を旨とし、どこかに和風も欲しい

みなさんも、良いアイデアがあれば是非教えてください。

著者紹介

横塚 裕志 Yokotsuka Hiroshi
一橋大学卒業。1973年、東京海上火災保険入社。2007年に東京海上日動火災保険の常務取締役に就任、2009年に東京海上日動システムズ株式会社代表取締役社長就任。2014年より特定非営利活動法人CeFIL理事長となり、2016年にデジタルビジネス・イノベーションセンター(DBIC)を設立、以降代表を務める。DBICでは日本を代表するメンバー企業約30社と共に、DX促進や社会課題の解決に取り組んでいる。
  • 特定非営利活動法人CeFIL 理事長 / DBIC代表
  • 日本疾病予測研究所取締役
  • 富山大学非常勤講師

デジタルビジネス・イノベーションセンター(DBIC)が活動を続ける理由

設立エピソード

2014年、世界で起きていることを肌感覚で確かめるため、半年をかけて世界を回った。そこで感じた危機感を日本企業に正しく伝え、行動を促すための研究会を発足するために奔走。26社の名だたる企業と世界有数の大学と連携し、デジタルビジネス・イノベーションセンター(DBIC)の立ち上げとともに我々のイノベーションジャーニーが始まった。

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