2023年6月23日から24日にかけて、「UNLOCK QUEST」の3回目のセッションを、八ヶ岳の麓のキャンプ場「FOLKWOOD VILLAGE」で開催しました。文字通りのブートキャンプは、日常から離れ、デジタルデバイスからも離れ、自分自身の内面を深く探求し、自分自身が何者として学び歩みを進めていくのかを明らかにする、真のLX(ラーニング・トランスフォーメーション Learning Transformation)の起点を築く時間となりました。
変革マインド形成のためのコーチング・プログラム 「UNLOCK QUEST」 ③
【プログラム詳細】DXを実践するための変革マインド養成プログラム「UNLOCK QUEST」2023年上期
今回のセッションはオフサイトかつアウトドアで開催しています。その狙いはまず日常とは大きく異なる環境に身を置くことで、自分自身をより客観視できる状態に身を置くこと。そして参加者同士の対話を深め、自分自身の置かれている現状を内面から丁寧に観察するための集中した環境と整えることにあります。また八ヶ岳の豊かな自然の中に身を置くことで、普段使っていなかった感性を呼び起こし、思考を開放することで、その質を飛躍的に高めることを意図しています。つまり全身でUNLOCKを感じるための特別なセッションとなっています。
2日間のセッションは参加者同士の共同作業も行いながら、対話のみで進んでいきます。当然キャンプなのでテントを張ったり、食事を創ったりといった時間はありますが、それらすべて、個々が自分自身の弱さに向き合うため、それが一つの自己認知に過ぎず本来持っている自分自身の可能性があることに気づくため、そこから未来が築いていくための対話の時間としてデザイナされています。そして焚火の揺らぐ炎や満天の星空、朝日の中の小鳥たちのさえずりも含めた環境は、それぞれの内面に大きな影響を与えていきました。
キャンプが終わるころには、参加者にはその表情や振る舞いからお互いに変化を感じ取れる状態に至っています。自然に何が必要なのかを考え、自らの言葉で話し、相手に無理なく真摯に寄り添い、そして今を楽しむ姿は、単なる"参加者同士"の関係性ではなく、会社組織や立場を超えて一人の人間同士で結ばれた"仲間"と呼べる信頼関係が築かれ始めています。
この信頼関係は学びとその先の実践を大きく後押しする基盤となります。今回の対話で刺激された感性を基に、次回からここで得たものが何かを改めて言語化し、必要な学びを再構成し、真に自分自身が何を為していくのか、つまりLXによる変革へのマインドセットを確立ていきます。アートシンキングやリベラルアーツなどのプログラムも単に知識としてではなく、実践の武器として昇華されていくことになります。そしていかにリアルな現場での成果に結びつけていくか。本当のUNLOCKはここから始まります。
(文責:DBICディレクター 渋谷 健)
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