個々人の既成概念への囚われを解放し、変革へのマインドセットを形成するUNLOCK QUEST。 2024年上期のUNLOCK QUESTも終盤に差し掛かっています。
UNLOCK QUESTは、組織変革に立ち向かうエグゼクティブやリーダーの皆さんにぜひ受けていただきたいプログラムです。 なぜ、組織変革のためのプログラムジャーニーの最初で、個人に焦点をあてているのか。その理由は以下2つになります。
・ 自身の深くから湧き出る「私は何をなすのか」は困難な変革を進める原動力になること ・ 個人と組織はフラクタルの関係にあり、個人の探求で育まれる「メタ認知能力」は現組織 の構造上の問題・課題を探求する際にも有効であること
第1回から第4回まで、個々人の「行動に制限をかけている思い込み」や、「本当は何をなしたいのか」について掘り下げました。 第5回から第7回では、一転して、視野を広げ、俯瞰的にものごとを見るためのセッションを実施しました。 今回は、UNLOCK QUEST第5回から第7回までのサマリをお送りします。
第5回 チームインサイト(アート・シンキング) 担当コーチ:岩井 秀樹(DBICプログラム・ファシリテーター) アート思考、デザイン思考について触れました。 そのうえで、デザイン思考とも相性が良く、社会課題など複雑な課題の解決に有効な「システム思考」について、実習も交え学びました。 システムというとITをイメージしがちですが、そうではなく、 ・ ものごとの因果関係、関連性をとらえること ・ 表面に現れている事象ではなく、その根本原因を探ること の大切さについて実習も交え学びました。 全体の俯瞰により、最も効果的なポイント(ティッピングポイント)を見極めたアプローチが可能になります。
第6回 リベラルアーツ 担当コーチ:島崎 理一(DBICディレクター) 第4回まで、自分自身について新たな「気づき」を得る機会でした。 一方で、気づきを得るには、関連する情報を正しく知っていることが大切になります。 このような文脈から、なぜ今リベラルアーツが必要とされているのか整理したうえで、 これまでの哲学者が、自分や世界をどうとらえてきているのか、哲学の系譜を線として学びました。
第7回 プラクティカルマネジメント 担当コーチ: 島崎 理一(DBICディレクター) マネジメントとは正しいことをすることですが、正しく行うには、自ら考えて判断することが必要となります。 適切な判断のために、把握しておくべき情報(マクロ経済、日本経済の仕組みなど)をどの程度把握しているか。 必要な情報を把握していると、世の中をどうとらえることができるのかについて学びました。
第6回、第7回で島崎さんから課された課題では、 ・ 正しい情報を知っていることは、現実の読み解きに有効ということ、 ・ 知らないと正しく読み解けないこともある、ということ を具体事例を通じ学びました。
UNLOCK QUESTの旅も終盤に差し掛かりました。引き続き参加者の皆さんと、変容の旅を続けていきます。
(文責 DBICコーチ 神田 知典)
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