個々人の既成概念への囚われを解放し、変革へのマインドセットを形成するUNLOCK QUEST。 2024年上期のQUESTも終了いたしました。
今回のレポートでは、第8回から第11回のプログラムと プログラムに参加された皆さんが作成したデジタル・ストーリーテリングをご紹介します。
UNLOCK QUESTは、組織変革に立ち向かうエグゼクティブやリーダーの皆さんにぜひ受けていただきたいプログラムです。 なぜ、組織変革のためのプログラムジャーニーの最初で、個人に焦点をあてているのか。その理由は以下2つになります。
・自身の深くから湧き出る「私は何をなすのか」は困難な変革を進める原動力になること ・個人と組織はフラクタルの関係にあり、個人の探求で育まれる「メタ認知能力」は現組織の構造上の問題・課題を探求する際にも有効であること
第1回から第4回まで、個々人の「行動に制限をかけている思い込み」や、「本当は何をなしたいのか」について掘り下げました。 第5回から第7回では、一転して、視野を広げ、俯瞰的にものごとを見るためのセッションを実施しました。 第8回から第11回では、再び個々人の内面を掘り下げ、社会や会社で、そして自身の人生で何を成し遂げたいのかを探求しました。
以下、第8回から第11回の内容をご紹介します。
第8回 システム・ファシリテーション 担当コーチ:渋谷 健(DBICディレクター) 自分は、「何を大切にしているか」、「どんな世の中を望むのか」、つまり前提条件、立ち位置を確認したうえで、 そのために、「何を実現するのか」、「なぜそれを実現するのか」、「実現の際の課題は何か」向かう先を明らかにします。 ここで整理したものが、UNLOCK終了後に個々人の向かう道しるべになります。 これで完成ではなく、都度見直しアップデートをかけることが重要です。
第9回 デジタル・ストーリーテリング 担当コーチ:渋谷 健(DBICディレクター) / 石橋 雄司(DBICコーチ) 自分自身の内面をストーリーとして書き上げ、それをショートフィルムのように動画として仕上げていくアプローチ「デジタル・ストーリーテリング」を活用します。 今回は、「参加者個々人の人生における転換点」をテーマに、動画として仕上げました。 素材集め・編集・ナレーション、すべて参加者自身の手で行いました。 この後、第10回を経て、デジタル・ストーリーテリングのテーマを「自分の目指したい世界」として作り替えた方も多くいました。 ここで作成した動画は、この先、自分自身の初心を思い出す際の、また、周囲に自分を説明する際の、強力なツールになります。
第10回 私は"真に"何を為すのか? & ボイストレーニング 担当コーチ:渋谷 健(DBICディレクター) / 田中 直人(123MUSIC) 作成した「デジタル・ストーリーテリング」を上映し、お互いに、感想・フィードバックを共有しあいました。 リフレクションの数の多さが、学びの深さになるため、DBICではこうしたリフレクションを大切にしています。
また、ボイストレーニングを行いました。 UNLOCK終了後、参加者の皆さんは自分自身の軸・コミットメントを会社や社会、世の中に広めていくことになります。 プレゼンテーションや、意思を伝える際、声の強さは力になります。 劇団四季や紅白出場歌手のボイストレーニングも行う田中直人さんによる指導後、参加された皆さんは声の変化に驚かれていました。
第11回 ラップアップ & UNCHAINに向けてのEGBブリッジセッション 担当コーチ:渋谷 健(DBICディレクター) / 島崎 理一(DBICディレクター)
これまでの学びを振り返り、気づきの整理を行いました。
また、変革のためのガイドブックEGBについて解説がありました。 DBICには、先達の皆さんが作り上げた、変革のためのガイドブックEGB(DX Excalation Guidebook) があります。
UNLOCK QUESTで探求してきたコミットは、参加者により、個人で行っていくケース、組織内で行っていくケースがあります。 特にコミットを企業や組織内で展開していくにあたり、このガイドブックは強力なパートナー、シェルパとなります。 EGBの読み解き方のコツを、EGB執筆統括の島崎理一さんに解説いただきました。
ここまでで、2024年上期のUNLOCK QUESTは終わりました。 ただ、参加者の皆さんの探求の旅は始まったばかり。 この先、皆さんの旅が豊かで充実した旅になることを祈ります。
最後に、2024年上期参加者皆さんのデジタル・ストーリーテリングをご覧ください。 そして、もしご自身と近しい方向性の方を発見したら、ぜひ、DBICの交流会などでつながり、応援者になっていただけたらと思います。
(文責 DBICコーチ 神田 知典)
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