【シンガポールレポート】Echelon Asia Summit 2018

このイベントは150社以上のスタートアップと5,000人以上の参加者が集まるスタートアップイベントです。会場はシンガポール・チャンギ空港近くのEXPOという展示場で、6月28日~29日の2日間にわたって開催されました。先日開催されたInnovFestよりも出展社の数は少ないですが、より成熟度が高いスタートアップ企業が多く、参加者とのマッチングにフォーカスしている点がこのイベントの特徴です。

イベントに参加登録すると参加者ごとに専用のページが作成されます。そして各参加者のプロフィールに興味を持ったスタートアップ企業から積極的にメッセージが届き、イベント開催前からネットワーキングが始まります。 会場内は「BLOCK CHAIN ZONE」「TALENT ZONE」といった約150のスタートアップ企業ブースと、4つのステージ、そして商談スペースで構成されています。「Fight Club Stage」では、3分間隔でピッチ(スタートアップ企業からのショートプレゼンテーション)が繰り返されています。 シンガポールイノベーションプログラムの参加者も「プロブレムステートメント」(課題設定)の最終段階に入っております。やはり課題意識を持ってイベントに臨むとスタートアップ企業を見る目が違います。アンテナに引っかかるスタートアップ企業が明確になり、そのソリューションと経営者を見極めようと真剣にディスカッションしています。 自社の課題を直接解決するソリューションを持ったスタートアップ企業は見つかりません。しかし同じような課題を持ち、参考になる技術やビジネスモデルを持ったスタートアップ企業は存在します。何名かの参加者は興味を持ったスタートアップ企業を見つけることができたようです。 7月にはスタートアップ企業に対するピッチングイベントを開催し、各社のプロブレムステートメントを伝えることで、広くスタートアップ企業を募ります。また気になるスタートアップ企業にはこちらからコンタクトを取り、さらに多くのパートナーを探していきます。

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