2024年2月19日、DBICが推進するソーシャル・イノベーション・プロジェクト「障がい者雇用促進プロジェクト」2023年度第3回全体会を恵比寿にて開催しました。本プロジェクトはDBICの会員企業有志により、日本の障がい者就労にオープン・イノベーションを起こすことを目的に2022年より活動を推進しています。
このプロジェクトの背景には新型コロナウィルスをきっかけに大きく変化した働き方、就労形態があります。それはDXによる前向きな変化があるとともに、一方でオフィス内でのサポートなどを行っていた特例子会社などでは従来の仕事がなくなってしまっていたという事実があります。これは多くの特例子会社で起きている問題です。 これは、業界を問わずに多くの企業で起きている問題でもあるため、非競争力領域の取り組みとして共通課題認識を持ったDBIC会員の13企業と1福祉法人で議論を進めてきました。次世代の障がい者雇用プラットフォーム構築し、DBIC内だけでなく日本社会において、障がい者雇用の可能性を開いていくことを意図して活動を続けています。
2023年度はプロジェクト2年目ということで、事業創出モデルの策定と、トライアルに関する評価の共有、国内外の成功事例の調査としてSamhallの視察から得られたことにも触れました。 視察の学びとしては、Samhallは事業会社として新規事業開拓や人財マネジメントを、普通に当たり前のように進めていること。加えて、障がい者個人の可能性や事業の可能性を信じるマインドセットが根付いていることが挙げられました。この2点からも、マインドセットが変革の鍵であることも改めて認識されました。
企画委員会からの情報共有の後、参加者とも意見交換をし、今後のプロジェクトを進めていく上での有意義な時間となりました。今年度の反省も踏まえ、来年度の活動計画を春までに作成予定です。DBICとしてもプロジェクトの状況は随時発信して参ります。今後の活動に是非ご期待ください。
(文責:DBICスタッフ 木村有沙)
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