【横塚裕志コラム】「コーチの存在」と「対話の効果」

1月10日に、昨年「UNLOCK QUEST」プログラムに参加した4人の方とじっくりお話しする機会を得た。その時に感じたことをご紹介する。DBICのプログラムを宣伝するために書いているつもりはなく、できるだけ多くの人にいい人生をつかんでもらいたいと思うので書いている。

DBICのWEBでもインタビュー記事が掲載されているが、「UNLOCK QUEST」に参加した人は気持ちがいい。目がキラキラと小学1年生のように輝いている。そこがたまらなく清々しいのだ。それに比較して、普通の人は、目がどろんとしていて、どこか疲れた感じで、重い空気感を出している。

「UNLOCK QUEST」の参加者に聞いてみた。このプログラムに参加してよかったと思えることは何ですか、と。いくつかを以下に書く。

  • なんでも率直に話しができる人を得たこと。社会人になって初めて友達ができた感じ。社内ではなぜか率直に話せる人はいない。今日も仲間と会えることが楽しみで来た。
  • ずっと自信がない自分がいたが、コーチから「そのままでいいじゃないか」と言われて、すっと胸のつかえがとれて気が楽になり、思ったことが素直に言えるようになった。
  • リベラルアーツの時間では、コーチの熱量に押されて哲学に興味がわいた。人生初めて、哲学の本を読み始めた。面白い。本を読む時間が増えた。
  • いろいろと会社の愚痴を言っていたけど、コーチから「そのことって、あなた自身はどうなの」と聞かれ、実は自分が行動しなくてはいけないことが多いことなんだと気がついた。
  • やりたいことがおぼろげに胸の中にあったんだけど、それがはっきり見えてきた。仲間で行動を始めようと思う。
  • やりたいことはまだ自分には芽生えてはこないけど、冷静に自分の仕事や状況が見えてきた。この仕事は楽しい、とか、この仕事は無駄かなと思うようなことが増えてきた。
  • 前から会社の存続に関する危機感は一通り持っていたけど、それがもっと鮮明な危機感に変わってきた。だからと言って何をしたらいいのかはまだはっきりしないけど、危機感がない人は問題だなと思うようになった。
  • いろいろな研修を受けたけど、これほどの気づきを得たコーチは他にない。

もっといっぱい話したのだが、すぐに思い出せることはこんな感じだ。
みなさんが、キラキラしていると思いませんか。こんな人ばかり会社にいたら、何かが起きること間違いなしだと思う。私は、1400人の会社の社長を10年くらいやったので、キラキラしているかどうかはすぐわかる。そしてキラキラ星人は、何かを始めることもよく知っている。

感想を聞いてわかることは、「UNLOCK QUEST」プログラムの重要な要素は、「コーチの存在」と「対話の効果」だ。この二つの魔法の杖で、人は覚醒するのだ。「覚醒しなさい」と言われてもできないし、本を読んでもできない。
コーチから絶妙なタイミングで声を掛けられ、率直に話せる人たちと対話をしている間に、いつの間にか脱皮しているのだ。そして、なにやら自然のなかにいることが触媒となって脱皮のスピードを促進するようだ。マンツーマンで絶妙なタイミングでコーチが語りかけてくれること、そして、同志となった仲間との魂と魂との対話がマインドの自律を育てているように思う。巷に研修は山ほどあるが、この二つがそろうものは他にないとみなさんが言う。

マンツーマンでサポートしているコーチも、へとへとになってサポートしている。でも、参加者が自律していく姿が疲れをいやしてくれるらしい。コーチ陣はDBICの宝だ。ありがたい。
QUESTERSは、今までの常識を客観的に疑うことができる能力を持ち始めている。この人たちなら、それぞれの会社の本質的な課題を見つけ、仲間を集め、何か活動を始めることができるだろうと、その可能性を感じている。

参考

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